ノロウイルスの特徴と対策

ノロウイルスは冬が要注意

冬がやってくると流行がピークとなるのがノロウイルスによる「感染性胃腸炎」です。感染して発症する人が冬になると増えるのは事実です。残念ながら確実な対処法がないということで、そうなるとまずは感染の予防が何より大切となるわけです。

 

ノロウイルスの感染経路、予防法などの基本的な知識を一般の家庭でも、しっかり学習しておきたいものです。予防法については特に子どもがいる家庭ではしっかり実践して頂きたいところです。

 

感染性胃腸炎の原因は、細菌、ウイルス、寄生虫などいろいろある中で、ウイルスは頻度が高いとされています。ウイルスは容易に感染します。感染してしまうと、発症までの潜伏期間は24~48時間あるので、例えば食事から感染したとしても、それは直前の食事ではなく、前日か前々日の食事が原因なのです。

 

感染性胃腸炎の症状は、下痢、腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などで、症状は突然出てきます。夜、就寝中に突然吐き気を催し、繰り返し吐いてしまうこともあります。そうなると気分が悪くて横にもなれません。吐き気が治まっても、今度は激しい下痢が続くことがあり、発熱を伴う場合もあります。

 

長期にわたって発症し続けるわけではありませんが、その症状は非常に辛いので、やはりしっかり予防するのに越したことはありません。